Google Compute Engine の 値下げ実施について
2014年10月2日木曜日
本投稿は、米国時間10月1日にGoogle Technical Infrastructure シニア バイスプレジデント の Urs Hölzle が投稿したものの抄訳です。
本日の Atmosphere Live で Google Cloud Computing へのオンデマンドアクセスを低価格で実現することをお話しました。
全てのクラウドの本質、それは、シンプルで、プロビジョニングに時間がかからず、スケールアップやダウンに手間がかからず、価格はムーアの法則にのっとっていることだと信じています。今年の3月、Google は、パブリッククラウドに新たなる基準を設けました。Google Cloud Platform (GCP)の中核となるインフラストラクチャ、Google Compute Engine とストレージに対し、新たな価格帯を設定していました。
そして、今回、ムーアの法則によって予測されたように、再度値下がりに踏み切ります。本日、この時間をもって、Google Compute Engine の全てのインスタンス タイプに対して、約10%の値下げを全てのリージョンで実施します。Google Compute Engine を市場投入してから11ヶ月、ハードウェアコストの値下げのみならず、データ センターの効率性を向上し、この低価格化を実現しました。
US
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Old Price ($)
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New Price ($)
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Standard:
|
0.07
|
0.063
|
High Mem:
|
0.082
|
0.074
|
High CPU
|
0.044
|
0.040
|
Micro
|
0.013
|
0.012
|
Europe & Asia
| ||
Standard:
|
0.077
|
0.069
|
High Mem:
|
0.09
|
0.081
|
High CPU
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0.048
|
0.043
|
Micro
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0.014
|
0.013
|
企業に Google Compute Engine が導入された場合、コストカットのみならず、生産性の向上、アジャイル開発や効率化が実現されます。一般的に、開発者は、彼らの時間の80% をシステム管理、バグ フィックスなど、いわゆる「運用」に関わることに費やしており、新製品やシステムの開発など、企業の成長戦略に結びついたことに費やす時間はほんの20% のみと言われます。
Google Compute Engine と、GCP の他の各サービスをお使い頂いた場合、開発者の方々が運用に多大な時間を費やす事を防ぐ事ができます。Snapchat のような小さな企業が世界展開する際に、開発と管理に携わったのは、ほんの数名です。Wokiva という企業は、Fortune 500 企業の60% の財務諸表などの作成に携わる会社ですが、GCP を導入することにより、IT インフラの管理ではなく、ユーザーのニーズに対応することに多くの時間を割くことができるようになりました。先日開催されたワールドカップでは、コカコーラと CI&T が、ハッピー フラッグ キャンペーンを実施し、207ヶ国でファンを増やしましたが、GCP を使って実施されたそのプロジェクトは、企画から実施までほんの数週間しか要さなかったのです。
この1年、ご支援いただき、ありがとうございました。今後もさらなる躍進を遂げて参りますので、ご期待ください。米国時間、11月4日には、 Google Cloud Platform Live を行います。ここで、さらなる発表ができればと思っています。ライブスとリームなどをご覧頂くことも可能になっています。ご登録頂ければ幸いです。
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